就職活動をする学生の人に会うと、どんな部署に行きたいの?と聞くと、9割方が「企画」または「広報」。
まぁ、仕方ないですよね。会社のことを知るきっかけは好きな商品やサービスなわけで、それを作る人やみんなに知ってもらう職業になりたいのは至極当然の望み。
某社で広報をやっている男子によると、彼は以前は同じグループ会社で別の業務に従事していたのですが、いま広報になったとたん、社内の女子の自分への扱いがかなーり違うとか。
本人のシビアな分析からすると「俺にうまくやっておけば、もしかすると広報に配属されるかも?」という意図をビシバシ感じるそうです。そんなわけないんですがね。
会社というのは工場などを除く本社機能として考えると、6割は営業。企画や戦略なんていう部署は2割、残りが総務や経理などの管理部門でしょうか。
そう考えると、総務や経理に配属されるのってどんな基準なのでしょうか?経理は、簿記を持っているとか、数字に強そうな学歴は関係あるのでしょうか。
そもそも、経理部門は、自分たちの日常の経費生産がある締め日以外は、どんなことをしているのか?
なかなかわかりにくい経理という部署ですが、実は会社の明暗を握っている部署なのです。
会計ドレッシング/村井 直志 (著)
この本では、そんな経理部門やそれにまつわる決算のミスなどの会社をまわすためのお金の問題で起きた「不祥事」を解き明かしています。